私のテーマソングは、宇多田ヒカルの『道』
2016年、嬉しかったことの一つが宇多田ヒカルの活動再開!
(同様に嬉しかったのがTHE YELLOW MONKEYの再結成。紅白の舞台立った彼らはやっぱり最高だった。情熱大陸に出演した彼らも素敵だった)
私が大学生の頃、まさに彗星のごとくデビューをした彼女。
一人暮らしをしていた部屋で、宇多田ヒカルのCDを流しながら何度一人カラオケに興じたことか。
彼女ならではの曲調、リズム、詩の世界。
唯一無二の存在感。
それらは変わらないまま、深みを増して、柔らかさを携えて戻って来た彼女。
しばらくぶりに迷うことなくアルバムを購入。
その日以来、飽きることなく繰り返し聴いている。
料理を作りながら、お茶を飲みながら、ソファで寝そべりながら。
でもなぜか、一人のときしかこのアルバムは聴けない。
心の深いところに届きすぎて、なぜだか一人じゃないと聴けない。
なんでだろう。
沢山好きな曲はあるけれど、今の私にとってのベストはアルバムの一曲目に入っている『道』。
歌詞が、曲が、私を前に運んでくれる。
気持ちを強くしてくれる。
”黒い波の向こうに朝の気配がする
消えない星が私の胸に輝き出す
悲しい歌もいつか懐かしい歌になる
見えない傷が私の魂彩る”
もやもやとした悲しい気持ちを今の私は抱えているけど、きっとそれを乗り越えた先には胸がすくような美しい景色が広がっているような気がする。
だから私も自分の中にある光を大切にする。