映画『しあわせへのまわり道』
映画館へ行ってきました。
旅行に行く時間はないけれど、少し非日常の空間に身を置きたいとき、映画館はいい場所ですね。
観たのは、『しあわせへのまわり道』。
原題は“Learning to drive”。
ストーリーは、NYの売れっ子書評家、ウェンディが夫に離婚を告げられるところから始まります。
突然のことに途方に暮れ、荒んだ生活を送るウェンディ。
一人娘は遠方の農園で働いていて、頼れる人は近くに誰もいない……運転のできないウェンディは、娘に会いに行くこともままならず。
そんなとき、或るきっかけで出会ったのがインド人のダルワーン。
昼は運転教習の講師、夜はタクシードライバーを務める彼にウェンディは運転の教えを請います。
そして始まった運転教習。
運転に関するアドバイスがウェンディの心に小さな変化をもたらし、またダルワーンもウェンディに心を開いていき……
お互いの生い立ちを知るうち、二人の交わす言葉がそれぞれの人生により深くリンクしていって。
ウェンディとダルワーンを演じる二人の役者さんの自然な演技に惹きこまれ、あっという間の90分でした。
爽やかなエンディングがまた良くて。
少し落ち込んでいた私にとっては、良いチョイスでした。
ちなみに鑑賞後、一番の心境の変化はもう一度運転したくなったこと!
私、十年以上ペーパードライバーなんです。
田舎で免許を取ったので、交通量の多い東京での運転は怖すぎて。
でも、自分の運転でどこにでも行ける自由って素敵ですね。