『100歳の幸福論。』
私にとって読書は一番身近な娯楽。
ジャンルを問わず、毎日お茶を飲むように本を読んでいます。
今日は最近一番のお気に入り、
私がすごく落ち込んでいたときに勇気をくれた本をご紹介したいと思います。
著者は笹本恒子さん。
100歳にして現役の報道写真家といえばピンと来る方も多いのではないでしょうか。
『好奇心ガール、いま97歳』という本がベストセラーになったはず。
この本も、とっても素敵な本です。
今回ご紹介する『100歳の幸福論。』は、日々ほがらかに凛と生きる笹本さんのライフスタイルや考え方に、よりフォーカスした内容になっています。
好きなものでいっぱいのご自宅、赤ワインを添えた夕食、ご自分で作った洋服やアクセサリーなどのカラー写真が目にも楽しい。
毎朝6時に起きて英語の勉強
「エイジレスで生きるためには、たえず緊張と努力が必要なのです」
とおっしゃる笹本さんは毎朝6時に起床。(夏は5時起きだそうです)
そしてNHKの英会話を見て勉強、6時25分からは「みんなの体操」を見ながらご自身も体操をする、ということを日々繰り返されているそうです。
低血圧で朝起きられない、なんて言っている自分が恥ずかしくなります……
シックに歳を重ねる
けれども長い人生、やはり山あり谷ありで。
仕事がなくなったことも、家族のことで悩み自殺まで考えたこともあったそうです。
それでも、決してあきらめず物事の良い面を見て前進してきた強さが文章の端々から感じられ、たくさんの勇気が心の底から湧いてきました。
メディアや本を通してしか存じ上げませんが、敬愛する女性の一人です。
最高にシックでチャーミングなんですもの。いつかお会いできたら嬉しいな。
気持ちを新たに
個人的なことになりますが、今春から父の持病が悪化。
入院、介護の日々が始まりました。
かわっていく父、疲労がたまっていく母。そして不甲斐ない自分。
同じような環境の友人もおらず、相談するのもはばかられ……
家族の変化にうまく対応できず、「老い」へのネガティブな思いばかりが膨らんでいく毎日。
そんな私の心持ちをがらりと変えてくれたのが、この本です。
実は、ブログを新たに始めるきっかけを作ってくれたのもこの本。
環境は変わらなくとも、考え方ひとつで自分はいつでも変われる。
今日も新たな気持ちで、ほがらかに過ごしたいです^^