映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』
クリムト作のあまりにも有名な絵画、『黄金のアデーレ』。
その美しい絵は、第二次世界大戦中にユダヤ人一家からナチスによって強奪され、戦後はオーストリアの美術館所蔵に。
この映画は、アデーレの姪がその絵を取り戻すまでを描く、実話に基づいたヒューマンドラマです。
☆
映画館で観たのですが、実話ということもあり、主人公であるマリア(ヘレン・ミレン)の心情に思いを馳せると胸がいっぱいになってしまい、上映後しばらくぼーっとしてしまいました。
戦時中に強奪されたものを本来の所有者が取り戻すということ。
当たり前に思えることを実現することが如何に困難なことなのか、この映画で思い知らされました。
そして、世界にはナチスに奪われた財産を取り戻せずにいる人たちが未だに多くいることを本作で初めて知りました。
本作は、法廷でのやり取りも見所の一つですが、一人の女性が筆舌に尽くしがたい辛い過去と向き合い、それを克服していく過程が一番の見所かと思います。
裕福で幸せだったユダヤ人一家の華やかで美しい日常と、戦中の陰惨な日々のコントラストがあまりにも強烈で。
そして、母国を愛する気持ちと、辛く哀しい過去を葬り去りたい気持ちの狭間で葛藤する主人公マリアの心情を思うと……
シリアスなストーリーではありますが、さじ加減が絶妙で、身構えることなくストーリーに入っていけました。
マリアの凛とした佇まいとユーモア、彼女を助ける青年弁護士との軽妙なやり取りのおかげで、重苦しい気持ちになることはなく、ラストには爽やかさを感じたほど。
不穏な空気の流れる今だからか、映画のメッセージが深く、深く心に響きました。
無印の湯たんぽと、ブーツ型ルームシューズ。
今日も冬眠したくなるような寒い1日でしたね。
ダウンコートが手放せない季節到来です。
家の中は、夫が暑がりなのと乾燥が気になるので、エアコンは極力控えめに。
と言っても、寒がりで冷え性の私。
あまりに寒いと活動する意欲が衰えるので、防寒対策はぬかりなくしています。
防寒に欠かせない強い味方が、無印の湯たんぽ。
膝の上に乗せていると体じゅうがポカポカ。
眠る少し前にベッドに入れておけば、お布団に入った途端、やさしい温かさに癒されます。
こちらも、足元を温めてくれる強力な味方。
足首まで覆われていると、断然あたたかい!
素材がとても柔らかくて、履き心地もとってもいいです。
今は、二代目を愛用中。
あとは、UNIQLOのヒートテックとカシミアセーターを絶賛愛用中です。
UNIQLOがなかった頃の自分がもはや思い出せないほど……。
寒い季節、皆さんご自愛ください。
今夜はキムチ鍋で、体の中もしっかり温めたいと思います^ - ^
ステイシー・ケント@Blue Note東京
先日、大好きなシンガー、ステイシー・ケントのLIVEに行ってきました。
場所は、Blue Note東京。
お酒やお料理を楽しみつつ、間近で演奏を聴ける素敵な場所です。
彼女の存在を知ったのは、去年見た『ミュージックポートレイト』という番組で。
この番組、二人の著名人が思い入れのある10曲を持ち寄り、音楽とともに人生を語るという面白い趣向のもの。
その番組で江國香織が挙げていた、ステイシー・ケントの"Thanks for the memory"という曲に心を鷲掴みにされて以来、彼女のファンです。
私が「ステイシー・ケントっていいよー」と言っていたら、音楽好きの夫もなんとステイシー・ケントが好きでCDも二枚持っていることが判明!
(残念ながら、そのうち一枚は現在行方不明。整理整頓が苦手な夫と何度そのことで喧嘩したことか……)
そんなわけで夫も私も待ちに待ったLIVE!
ステイシー・ケントは、歌声のイメージそのまま、チャーミングで清々しい空気をまとった人でした。
心に響くあたたかい歌声を間近で聴けて。
おまけに大好きな曲の一つ"The Ice Hotel"を生で聴けて。
彼女の旦那様が務めるサックスも、ドラムもピアノも素晴らしかった。
やっぱりLIVEはいい。
日常から離れて、ただただ音楽を味わう時間。クセになりますね。
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- 出版社/メーカー: Blue Note Records
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コトバでつながる、嬉しい体験。
昨日のこと。
銀座を歩いていると、小柄な外国人女性に英語で道を聞かれました。
英語が母国語ではないらしい彼女の言うことに耳を傾けると、銀座で一番有名な通りに行きたいということが分かりました。
ちょうどその方向に向かっていた私は、彼女を道案内することに。
彼女以上にたどたどしい英語で会話をするうち、彼女が3度目の来日で初めて東京に来たこと。
今まで大阪と京都に行ったことがあって、京都の美しさに感動したことを知りました。
「あなたは東京生まれ?」と聞かれたので、ちゃっかり私の故郷、広島も良いところだから機会があれば行ってみて、と勧めておきました。
「銀座には見たい場所が山ほどあるから大変!このあとは、秋葉原に行くの」
やっぱり秋葉原は、観光客に人気なんだなぁ、と思ったところで目的地の大通りへ。
まばゆい光を放つ大通りの華やかさに、ぱっと顔を輝かせる彼女。
“Thank you!!"
と何度も言ってくれる彼女のコトバにすっかり嬉しくなって、私も思わず
"Thank you!!"
と返していました。
ほんの短時間だったけれど、私にとっては嬉しい体験でした。
外国語を学ぶヨロコビを思い出し、語学熱が再燃!
フランス語はもちろん、英語もブラッシュアップしたい気持ちになりました^ - ^
仏検2級一次終了、ブログ再開。
ご無沙汰しております。
書きたい気持ちはあったものの、時間と気持ちに余裕がない日々を送っていました。
昨日、仏検2級の一次試験が終わり、少し時間に余裕ができたので、またブログ更新と、皆さんのブログへの訪問を再開していきたいと思っています^ ^
仏検2級はですね、3級とは段違いの難しさでありました……
しかも、試験1週間前に、書き取り試験(長文を聞いて、それを一言一句書き取る試験)があることを知って、慌てふためくという無対策ぶり。
試験時間が125分もあること(3級は75分だった)を、受験票が届いて初めて知ったという間抜けっぷりには、我ながら呆れました。
甘すぎた自分に反省!
あまりの勉強不足に、試験当日まで憂鬱でしたが、とりあえず受けて良かったです。
受けないと受からないし、受からなくても今回の反省を次に生かせばいいだけですからね!(無理矢理、前向き^^;)
自己採点したところ(仏検では、試験後すぐに解答が配られるのです)、得点はボーダー付近の非常に微妙なものでした。
そんなわけで、合否発表がある来月半ばまで、結果は分からずじまいです。
今回の試験勉強で、少しはフランス語学習の習慣がついたので、このまま継続して来年中には準1級にもチャレンジしたいな。
そして、近い将来には仕事でも使えるレベルのフランス語力を身につけたい、というのが私の密かな野望。
そのためには、もっと真剣にフランス語に取り組まなくては!!
☆
こうしてフランス語を勉強し、フランスという国を身近に感じているからか、先日のパリでの事件は、とても他人事には思えませんでした。
考えがまとまらず、うまく言葉にできませんが……
私は私の場所で精一杯生きるしかない、のかな。
☆
いつのまにか街の風景は、クリスマス一色に。
この時期の風物詩(?)、ブルガリブティックのライトアップされたヘビを見るたび、今年ももうすぐ終わるんだなぁ、と少し感傷的な気分になります。
年末までの日々、大切にしよう!
クリスマスの飾りつけ。
早いもので、もう11月。
ハロウィンは馴染みがないので完全にスルーしてしまいましたが、家の中を明るくしたくてクリスマスの飾りつけを早速してみました。
飾りつけと言っても、今のところ玄関脇のスペースにサンタや羊、天使たちを並べただけです^_^;
天使の置物は、私が幼稚園の頃から実家に飾られていたもの。
大学生になり一人暮らしをする時に、実家から貰ってきました。
幼稚園の頃からということは、かれこれ30年近く私のそばにいてくれたわけで……。
我が家の中で、一番長い付き合いになるものかもしれません。
なんだか感慨深い。
ソリを引いたサンタらしき置物は、厳密にはデンマークのニッセという妖精らしいです……ということは、サンタではないのかな!?
少し気になるので、デンマークのクリスマスについて調べてみようかな。
デンマークという国にも興味があるし。
とっても寒い1日でしたが、クリスマスの飾りを見るたび、ちょっと温かい気持ちになれた本日でした^ - ^
NORDIKA DESIGN ノルディカ ニッセ 人形 雪の結晶を持つサンタ [HD1879]
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&Premium 『シックであること。』
タイトルに惹かれて、雑誌を買いました。
初めて買う、&Premium。
ぱらっと見た感じでは、写真の撮り方も素敵だし、読む部分も結構あって楽しめそうな雰囲気。
ブログの紹介文にも書いているのですが、私にとって、シックに歳を重ねるということが今の関心事のひとつ。
そのヒントが見つかればいいなぁ。
ちょっとしたスキマ時間に、少し雑誌をめくるのが今の楽しみです。
仏検の試験日まで、あと14日。
あ〜、時が経つのが早いっ!
それが終わったら、少しゆっくり雑誌を読みたいな。
rintoshite-karoyakani.hatenablog.com